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インセルがジョーカー信者になってしまう理由とは?

どうも零時です。

皆さんは映画「ジョーカー」って知ってますか?

5年前くらいに第一作が公開されて、社会現象にまでなってつい先日第2作目が公開されました。

この映画では努力をしたけど社会的に認められない主人公アーサーが、「ジョーカー」となり殺人などの犯罪に手を染めるまでを描いています。

海外では「インセル」っていって自力でセックスにありつけない「非モテ」が銃を乱射したりする事件が多発しています。

主人公の心理描写とか追いつめられる過程があまりにリアルで、日本でも実際に彼女に振られたって理由でジョーカーの格好をして、電車に火をつけるやつが現れたりしたんよね。

そこで今回はなぜジョーカーがインセルに神格化され、ジョーカー信者が生まれるのかってとこについて話していきます。

目次

インセルは吐き出せない鬱憤をため込んでいる

早速なんですが女にモテないって悩みはどうやったら解決できると思いますか?

結論から言って、どんな代わりの楽しみを見つけられても、女にモテるようにならなければ最終的に解決できないと俺は思うんすよ。

エリオットロジャー

この写真の男は「エリオットロジャー」と言って女性と自力でセックスにありつけない非モテに悩んだ結果、社会への憎悪を膨らませ、銃乱射事件を起こし6人を殺害したのち、自殺しました。

彼自身の実家は裕福で、犯行時に乗っていた車はBMWでした。

お金はあるし、他の楽しみを見つけようと思えば見つけられたかもしれない。

でも彼は女性に相手にされないってことにとらわれた挙句、殺人まで起こしてしまった。

自暴自棄な男性

それだけモテないってことは男性にとって根深いことです。

これには理由があって、男性にとって自力で彼女を作れないってことは生物的に言えば、「自分のDNAを残せない雄として劣等な状態」って言えます。

ちょっと過激な文言かもしれないけど、非モテで悩んでる人ってこれくらい強烈な考えを自分の脳内に抱えていてそこから抜け出せないからこそ、過激な事件に走ったり、自殺しちゃったりすると思うんですよ。

インセルはジョーカーをロールモデルにしてしまう

落ち込む男性
Man making facepalm gesture, sad and depression gesture

映画の中の「ジョーカー」って、これまでのバットマン映画で描かれた、根っから頭のねじが外れたサイコ野郎って感じじゃないんすよ。

リアルな社会の中で真面目に溶け込もうと努力するけど、溶け込めない。

それどころか自分が良かれと思ってとった行動がすべて裏目に出て、いろんな人の反感を買うわけです。

「ジョーカー」になる前の「アーサー」って等身大な弱者の非モテとして描かれていて、恋愛とかそういった感情もあるけどそのステージに立つまでのハードルが本人にとっても高いし、女性からは認識すらされない。

逆に吹っ切れてしまい、反社会的な行動を取りはじめていくにつれて、世間の弱者からカリスマ的にあがめられるようになる。

危険ですよね。

皆さんは映画とか漫画を見た後に、物語や主人公に感化されたことがあるでしょうか。

カタルシスを感じる人

映画とか漫画を見ていて観客や読者は主人公と自分を重ね合わせ、その出来事を追体験した結果、自分も同じような行動を取りはじめる例って結構あります。

例えばサッカー選手のその競技を始めるようになった理由が、サッカーを題材にした映画や漫画を見た影響からだったからとか。

ジョーカーって、弱者にとって打ちのめされるようなリアルな日常を描いた後で、犯罪に手を染めてしまうことでそれまでの鬱憤を晴らし、見向きもされなかった世間から注目を集めるようになると流れで描かれています。

これってインセルにとって悪い意味で感化されやすいんですよね。

日本では引きこもりや、海外では「インセル」と呼ばれる、孤独な非モテな男性が増えている現代では、この映画をフィクションだと捉えられず危ないレベルで自分と投影させてしまう人が一定数現れるのも頷けます。

インセルを脱してジョーカー信者にならない為には?

飛び越える人

ジョーカーって現代のインセルとか非モテの苦しみをリアルに描きすぎているからこそ、非モテ当事者には刺さるものがあると思います。

俺もかつては33歳にして引きこもりで、コンビニのレジにも並べないっていう弱者かつ、非モテって状況だったから、あの当時にジョーカーを見ていたら危険なレベルで自分と投影していたかもしれません。

ジョーカーを一歩引いた目線で作品として楽しめるようになるには、やっぱり自分のリアルの生活を充実させていくことが一番ですよね。

もちろんモテる、モテないがすべてじゃないけど、非モテのコミュ障で悩んでいるって人ならちょっとずつでもリアルの人間関係にかかわっていく練習をすることをお勧めします。

挨拶する人

俺の場合は引きこもりから社会に出る練習として、公園で見知らぬ人に挨拶をする練習を始めたわけです。

ただ挨拶をして返事が返ってきたってだけでも気分は変わるし、いきなりモテようとか大きいゴールを設定するんじゃなくて、知らない人と会話ができるようになるとか、新しく友人を作るとか小さなゴールをクリアすることから進めていくのがおすすめです。

まとめ

渋谷の街

ジョーカーってヒットしただけじゃなく、模倣犯が表れるほどの社会現象を起こした映画で、それってあの映画で描かれたインセルとか非モテを、リアルに感じてしまう人が実際にいるくらい現代社会が「非モテ」とかそれに伴う「少子化」の問題に直面しているってことだと思うんですよ。

俺自身、今は抜け出せたけどかつては引きこもりで、超絶コミュ障っていう弱者の非モテで悩んできたからこそ、この問題って他人事だとは思えないんよね。

俺は結果としてナンパに出会って、コミュ力を手に入れたおかげで今があるわけだけど、あのまま引きこもりの状態でいたら、もしかするとジョーカーの模倣犯みたく、他人に危害を加える行動を取っていたかもしれない。

怒る男性
This is a photograph of depressed businessman

実際、引きこもりの後半になってくると、他人に危害を加えそうになるくらい自分の中に怒りをため込むようになりました。

俺はそんな自分に気づいて、見知らぬ人へ挨拶の練習を始め、そこからナンパに出会ったわけだけど、非モテで悩んでいる人はナンパじゃなくても、例えば趣味でつながってみるとかあえてコミュニティを増やして関わる人を増やしてみるといいかもしれません。

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