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「恋愛強者3割の法則」の大ウソと恋愛市場で勝ち抜く方法とは?

「恋愛強者3割の法則」という言葉を聞いたことがありますか?

ざっくり言うと古今東西すべての恋愛市場において全体の約3割だけがモテの勝者として美味しい思いをする法則のことです。

しかし、これって果たして本当なのでしょうか?

今回はこの「恋愛強者3割の法則」の妥当性について考えます。

その上で実際に現場第一線で「現役ナンパ師」「ナンパ講師」として13年以上活動しているオレの立場から、世間一般が抱きがちな「よくある恋愛の誤解」を解き明かしていきます。

目次

「恋愛強者3割の法則」とは

改めて「恋愛強者3割の法則」というのは恋愛市場において全体のうちわずか3割の人だけがモテて、その恩恵を受けるとされる法則です。

勝者

出どころは独身研究家、コラムニストの荒川和久氏が提唱したことに始まります。

荒川氏は、

いつの時代でも、どこの地域でも、何の集団であっても、恋愛においてモテる層というのは大体3割程度であるというものです。厳密にいえば、恋愛強者3割、中間層4割、恋愛弱者3割と3:4:3に分かれます。

東洋経済オンライン

と言っています。

で、いわゆる「若者の恋愛離れ」や「草食化」といったものは中高年者が若者を相手にマウントを取って自己優越感を抱かせるために煽っているだけで、実際のデータに基づいたものではないと主張しています。

この根拠として荒川氏は出生動向基本調査における18〜34歳独身男女の「恋人がいる率」の推移を挙げてます。

東洋経済オンライン

この図を見ると確かに最新の2021年の「恋人がいる率」は男21%で、40年前の1982年男21%とほとんど変わっていません。

2005年頃に27%とピークを記録しますが40年間を通して見た場合、大体3割弱となります。

女も同様で1982年女23%から2002年に37%に上昇しましたが、2021年には27%に落ち着いています。

男女総合すれば恋人がいる割合というのは大体3割であると言えます。

これを踏まえると恋愛市場における「3割の法則」には一定の妥当性があるように思えます。

「3割」という数字が示すのは特定の個人が絶対的、持続的にモテる構造があるということではなく一定の比率で恋愛市場には「勝ち組」と「負け組」が必ず発生するということです。

それは資本主義社会において相対的に「豊かな人」と「貧しい人」が社会の仕組みとして生まてれしまう現象と似ています。

勝ち組と負け組

恋愛市場とはある意味、人間の生殖本能に根差した「競争社会」です。

その他の競争社会と同様に、ある程度の理不尽や不平等が常に存在するということ。

この荒川氏の論にはオレもある程度は同意見です。

ただ「モテる層の割合は3割ほどで安定して推移している」という意見には異議があります。

実は特に「男の中でのモテる層」っていうのは時代や地域と共に大きく変動するっていう事実があります。

「恋愛強者」は3割どころか1割もいない現実

仮にモテる男の定義を「自分がタイプだと思った子を確実に落とせる」とします。

これを前提とすると男の恋愛強者は3割もいません。

歴史的事実を振り返ると現代においても本当の意味で恋愛市場を制覇している「強者」は極めて限られているってことは明らかです。

古代から中世にかけての各地域では多くの王族や支配階級がハーレム体制を築き多くの美女を独占していました。

ハーレム
「オスマン帝国のハーレム」引用:Wikipedia

この事実は社会のエリート階層が絶対的な権力を背景に恋愛市場におけるリソースを大量に掌握していたことの証明です。

例として、

  • エジプトのファラオ→40人ほどの側室を設ける
  • 江戸幕府の将軍→約1000人の女中を大奥に抱える
  • 中国の皇帝→常時3000人ほどの女を後宮に住まわす
  • オスマン帝国のスルタン→500人ほどの女奴隷を所有

彼らは子孫繁栄のため魅力的な女たちを自らのものとしていました。

大奥の女たち
「大奥の女たち」引用:フジテレビ

このような傾向は現代でも大して変わってないどころか、むしろ強くなっています。

現代では「経済力」「知名度」「外見の美しさ」といった要素が恋愛市場での成功を大きく左右しています。

資本主義のもとで金銭的に豊かになった男はモテや恋愛のシーンにおいても大きな力を持ち、経済的に成功した一部の男が恋愛市場で圧倒的な優位を占めている。

億万長者

さらにネットをはじめSNSの普及は格差をさらに拡大させました。

有名人やインフルエンサーなどは知名度や外見の良さを利用して広く異性の注意を引き多くの選択を持つことができている。

人気者

一方で、その他大勢の「飛びぬけたポイントのない一般の男たち」はそのような手段を取ることができません。

なので現代においてもごく少数の「恋愛強者」によって市場の大部分が独占される形となっています。

恋愛弱者の男が増え続けている日本の現実

で、残念ながら、この惨状は世界の中で日本って特に顕著な国なんです。

っていうのは現代日本における恋愛シーンでは社会的な地位や収入、見た目の良さがその人の魅力を大きく左右するって傾向が強いんですね。

経済力があり、社会的なステータスが高く、その上で見た目も良い。

そんなごく一部の男が多くの女から選ばれる状況が生まれています。

この現象は結婚に関するデータからも明らかです。

ゴールドオンライン

経済力がある男の婚姻率は非常に高く、その逆もまた然り。

つまり経済的に安定している男はより多くの選択肢を持つことができ、恋愛市場における成功も高い確率で得られます。

さらにここに追い打ちをかけているのが「ルッキズム」の広がりです。

ルッキズム、いわゆる「外見至上主義」は、特にSNSやオンラインのプラットフォームが普及した昨今、ますます強まっています。

見た目が良い人間はプロフ画像や投稿を通じて瞬時に注目を集め大量の「いいね」をもらえる。

いいねマーク

これら一連の競争の激化が恋愛市場における格差を生み出してます。

で、この傾向はとりわけ若年世代の間で深刻化してます。

「若者の恋愛離れ」の実態

これは冒頭で述べられた「若者の恋愛離れ」の話に繋がっていきます。

確かに荒川氏が出したデータだけを見れば「いつの時代も恋愛してる男女は3割程度」と解釈してもおかしくありません。

ただ、2014年に内閣府が発表した調査では「20~30代で、未婚かつ恋人ナシの男女」の約4割が『恋人が欲しくない』と答えた」との結果が出て、これほど若者は恋愛離れを起こしてると大きく取り上げられました。

日本の「恋人がほしくない」の人の割合のデータ
出展:内閣府「結婚・家族形成に関する意識調査」未婚者かつ現在恋人がいない人【性・年代別】回答結果

まぁこういうデータって論者のポジションによって都合よく取り上げられてしまうってことなんすよね笑

13年間ナンパ講師として現場第一線でモテや恋愛に触れてきたオレからすれば、こっちの方が実態を正しく反映していると感じてます。

で、最近はこうした傾向にさらに拍車がかかってます。

21年時点で、20代の未婚の男女における「恋人ナシ」は、男性の7割強(72.2%)、女性の5割強(54.2%)にのぼります。

「恋人ナシ」の割合のニュース映像

これ、昔はどうだったかというとバブル最盛期(82~92年平均)における同年代の「恋人ナシ」割合を見ると、男で4割強(44.2%)、女で4割弱(36.2%)なんですね。

恋人ナシの割合が男も女も増加してるんですよ。

この原因は大きく分けて3つあります。

  • 男女間の恋愛格差
  • 競合相手のスペックのインフレ
  • 出会い方の変化

男女間の恋愛格差

まず現代では「若い女の価値が暴騰している反面、同世代の男の価値は上がっていない」という状況によるものです。

上昇と下落

20代前後の若い男女の市場価値に大きな乖離が生じているわけですね。

近年なにかと話題になる「パパ活女子」や「港区女子」といった存在が典型で、いま18~22歳前後の若い女にはものすごい高値がついてます。

おっさんとお茶だけ1時間で1万とか、本番ありで5万とか、どれだけのブスでも上の世代の男たちが価値を感じて大金を払うんですよね。

一方で同世代の男たちはというとアルバイトで1時間1200円稼げるかどうかです。

時間当たりの付加価値に10倍以上の差があるわけですよ。

同世代の男は対等なつもりで若い女にアプローチするわけですが、てんで勝負にならない。

女側はハナから「いや、お前たちと私たちでは最初から立場が違うから」と舐めた態度で接してくるわけです。

で、これは男女でモテを形作る要素が違っていて、ピークを迎える年齢が違うことに原因があります。

女は「若さ」に絶対的な価値があって、成人となる18歳前後でいきなりピークを迎えます。

これは生物学的には女は若ければ若いほど妊孕性(にんようせい)、すなわち健康な子どもを授かる可能性が高いので男たちから好まれます。

女の妊孕性
出典:文科省

一方で男は18歳時点では社会的にはほとんど無価値です。

男が求められる役割は「家族を守り養うこと」ですが、この年代の男子の多くが稼ぐ能力に欠けるので魅力的なパートナーとしては頼りなさげに映ってしまいます。

男は一般的に35歳時点までは精子の質に大きな変化が見られません。

男の精子数と年齢の相関
引用:広島県子供未来応援課課

10代後半~30代前半にかけてどれだけ自分を磨き、どれだけ有用なスキルを獲得できるかによって、その後のモテにおける結果が大きく異なってくるわけです。

繰り返しますが、女は若ければブスでも何千万と男から金を引いたりできるのが現代です。

つまりモテない男にとって女は「贅沢品」になってきてます。

一方で2次元アニメやAVといったエロ系コンテンツが氾濫していることで「フィクションによって脚色され現実離れした美女」を見慣れてしまっている。

ポルノ中毒の男

こうなるとやたらと態度だけデカい現実のブスにわざわざ高いコストをかけてアポったりデートしたりすることの必要性が分からなくなってきますよね笑

女に理想や幻想を抱いているからこそ、そこに到達するまでのコスト面で諦めて自ら恋愛市場から降りていく。

これが今の若い男たちが恋愛から離れてしまっている背景にあるものです。

競合相手のスペックのインフレ

次が「競合のスペックがインフレし過ぎている」ってやつです。

これマッチングアプリをやると分かります。

アプリって「年収」「職業」「学歴」「容姿」と、相手のスペックを分野別にソートして閲覧できます。

で、その中で上位表示される人気の男はどいつもこいつも「超ハイスペック」ばっかりです。

「某超人気インフルエンサー」

「超絶イケメンのモデル・芸能」

「現役東大医学部生&開業医の息子」

「20代高身長イケメン慶應ボーイ年収4桁超え」

などなど。

まさに上を見たらきりがないほどのモテ力を兼ね備えたバケモンがごまんと表れます。

「恋愛資本」という概念があります。

恋愛や結婚において個人が持つ魅力やリソースのことを指します。

恋愛資本にはさまざまな要素が含まれ、それが出会いから交際や結婚に至る過程に影響を与えます。

恋愛資本の要素には「外見的魅力」「コミュニケーション能力」「社交性」「経済的安定」「学歴や知識」「肯定的な自己評価」などがあります。

これらの要素をどれだけ揃えられているかはもちろん個人ごとに異なります。

恋愛市場において競争力を持つためには自身の恋愛資本を向上させる努力が必要っていう話です。

またマッチングアプリなどは特に極端ですが、女の側が特定の条件を基準に男を選別していく、ということが現代恋愛のスタンダードです。

っていうのは、そもそも生殖におけるメスの役割はオスの選別です。

選別する手

統計では女は男より100倍も一目惚れしにくいと言われています。

遺伝子選別のため慎重にオスを評価するからです。

これは男女の生殖方法を観察すると容易に理解できます。

まず男は毎日精子が製造され、それらをばらまきたいという欲求を自然に持ちます。

セックスにかかるコストが低いんですよね。

一方、女は月に1回程度、妊娠を考えると1年に1回ほどしか繁殖の機会がありません。

また卵子の数は新しく作られることはなく、時間の経過とともにドンドンと減少していきます。

つまり1回の性行為にかかるコストは女の方が断然高いのです。

そのため生殖という文脈において基本的には男が「とりあえずヤリてぇ」という衝動に任せて女にアピールを行い女はその男の資質を厳しく吟味します。

つまり女は黙っていても男が口説きにくるのでモテる。

黙っていても男を選ぶ側に立ててしまうのです。

ある種、男は性欲という弱みを女に握られているわけですね。

生殖機会が限られている女にとって相手は誰でもいいわけではなく「優秀なオスとの間に子を成したい」と本能レベルで思っています。

何故なら優秀なオスとの子はまた優秀である可能性が高く自らの遺伝子が次世代に伝播する可能性が高まるからです。

なので、実は女の生殖戦略において国や法なんて邪魔だし文化や平等もいらないわけです。

ただ強いオスの家族となって特別扱いしてもらい、集団の上位に食い込めさえすればいいんですね。

強いオスに守ってもらうメス
引用:東洋経済オンライン

これが近年の恋愛の自由化によって露呈しました。

これが男の恋愛強者と恋愛弱者の格差をさらに拡大させる要因となっています。

恋愛強者の男が女との出会いを寡占し、恋愛弱者の男には出会いが制限される。

その結果モテの競争市場は超ハイスペックな男、つまりイケメンモテ男、高収入リッチマンなどの属性を持つ男たちの独壇場になりつつあります。

また、ここ10数年で特に格差が広がった原因にテクノロジーの進化、とりわけITの発展は無視できません。

インターネットやスマートフォンの普及により恋愛市場がオンライン空間に広がりました。

これにより出会いの機会が増え、異性とコミュニケーションを取る手段が格段に豊富になりました。

だが、それは同時に新たな格差を生み出したんですね。

ITを駆使して自己アピールやコミュニケーションスキルを発揮できる男はオンライン恋愛市場でSNSや動画サービスなどを通じて有利な立場に立つことができました。

インスタグラマー、ティックトッカ-、ユーチューバ-なんかが典型的ですよね。

インスタグラマー
引用:Instagram

一方で、これに適応できなかった男やそもそもリアルでのスペックに自信のない男はオンラインでの出会いやコミュニケーションにおいて不利な立場に立つことがあります。

オンライン恋愛市場の発展は恋愛強者と恋愛弱者の差を拡大させ、モテの二極化が進む原因となっています。

また、SNSやマッチングアプリなどでは特に「外見的な魅力」といった恋愛資本がフォーカスされ、賛美される傾向が見られます。

先ほど述べたルッキズムが支持、促進される土壌が既に出来上がってしまっているんです。

このことがさらに外見の美醜による同性間の恋愛格差を広げてしまい、弱者の苦悩をより深めてしまっています。

で、これ実は女にとってもこの事態は悲劇だったりします。

よく婚活市場で出される名文句として、

「いい結婚相手を見つけることは男性にとっては砂漠の中で一粒の砂金を見つけることであり、女性にとっては自動販売機の前でどのドリンクを買うかを悩むことである」

って言葉があります。

自動販売機

これは婚活に際して「いい出会いがない」という発言について男女で意味が大きく異なることを表現した例え話です。

この元ネタは海外のマッチングアプリ利用者のSNS上のつぶやきですが、婚活市場における男女間の出会い格差は世界中で共通する現象ってことですね。

で、これは何もアプリ婚活に限らずモテ全般においても同様です。

社会進出が進んだことにより女は経済的自立やキャリアの追求をすることが可能になりました。

以前は結婚が女の生活の中心であり夫に依存することが一般的でした。

しかし、社会的な制約が緩和され自分の人生設計を独立して行えるようになりました。

これにより恋愛においても自己選択権を持つようになり、パートナー選びにおいてもより高い基準を持つようになりました。

「高望み女」ってワードは婚活界隈で聞かない日はないくらいっすよね。

ただ残念ながらそういった女の審査や期待に応えるような優秀なオスというものはそう多くはありません。

むしろ逆で女の高い期待からすれば失望を抱かざるを得ないような男であふれかえっているのが現状なんです。

また女は常に今のパートナーよりも優秀なオスがいたらすぐにでも乗り換えたい、という上昇志向を持ち合わせています。

上昇志向な女
引用:小学館

この上昇志向とITの発展は悲惨なアナジー効果を生み出しました。

SNSやマッチングアプリなどを経由して毎日毎晩「彼氏よりも圧倒的にイケてるオス」が目に飛び込んできますし、実際にDMやマッチングなどすればリアルでもすぐに繋がれてしまう。

こうなると一昔前の「この人しかいない!」みたく、良い意味でのロマンティシズムな幻想は崩れ去ります。

「いま目の前の男より絶対に上がいる」

「もう少しアプリを続けてれば出会えるかもしれない」

「もしかしたら見初められて芸能人からDMが来るかもしれない」

なんて期待値が膨れ上がり、まともな思考で自分の現在位置を見つめるということができまくなります。

つまり、身分不相応な「白馬の王子様願望」を増幅させ、こじらせてしまう。

白馬の王子様

そういった過程を経て気がつけば適齢期を過ぎ、市場価値を失い誰からも選ばれなくなる。

結局のところそういった飛びぬけて優秀なオスはそうそう捕まえられるわけではなく、女の中でもより良い女がゲットできる物件だってことです。

つまり、女は若い内は男からアプローチされまくるという点では有利です。

が、そこから本当に良い相手を見つける能力と器量を持ってないと恋愛市場での価値を加齢とともに失ってしまうということです。

出会い方の変化

最後は「オンラインの出会いが増えたことによってコミュニティ恋愛が廃れた」ってことです。

今の時代ってまだコロナの影響を引きずっていてリアルでの出会いの機会がコロナ以前の半分ほどにしか回復してないようです。

で、そのコロナ禍の最中に男女の出会いのツールとして爆発的にシェアを伸ばしたのがマッチングアプリなどのネットでの出会いです。

実は現在、結婚するカップルの5組に1組が出会いのきっかけに「アプリで知り合った」と回答しているらしいです。

しかも、これ「友人の紹介」とか「職場で出会った」といった過去メジャーで自然だった出会い方よりも上位に来ています。

結婚するカップルの「出会いのきっかけ」堂々の1位です。

昔は「ネットの出会いなんて犯罪の温床である」なんて散々ネガキャンされていました。

今やメジャーな恋活・婚活の手段として市民権を得てるってことですね。

ただ、このオンラインでの出会いなんですが、これもまたある種の悲劇を生んでしまっています。

どういうことかと言うと、特に女を中心に「ぶっちゃけアプリで会った男に対して心の火がつかない」、マッチングした相手といざ会ってデートしたり、その先の交際に発展しようなどというモチベが湧かないって子がめっちゃ多いんすよね。

やる気のない女

これ実は人間の本能的な仕組みとしては当然のことだったりします。

そもそも恋愛っていうのは男女が交わり子を成すことをアシストするものです。

科学的には体内のホルモンバランスによって生じます。

具体的にはPEAと呼ばれるホルモンによって恋愛感情が引き起こされる。

で、これは適齢の男女が出会ってお互いの相性が良ければ自然と分泌されます。

つまり恋愛というものは多分に生物学的な刺激反応によって形作られているということ。

で、この刺激反応が良好に行われるのにもっとも適した状況っていうのは「リアルコミュニティーで惹かれ合う」ってやつなんですよね。

何故かというとオレたち人類が誕生してから200万年のうち、実に99.2%は「狩猟採集時代」でした。

それ故、人間の心身機能というものはこの狩猟採集時代に適応してデザイニングされていて、それは現代人にも同様に引き継がれています。

で、「狩猟採集時代の生活ってどういうもんだったん?」っていうと大体50人前後の狩猟採集グループに別れて、食料を求めて方々移動しながら生活していました。

そんな状況の中で恋愛感情というものも大体50人くらいのリアルコミュニティを前提に、その中での男の立ち位置だとか、キャラ立ちだとか、そういったものに価値を感じて交わって子を成していたんですよね。

高校生カップル
引用:スタディサプリ

現代で出現したアプリのような一対一での恋愛を人類は生物として経験したことがないし、遺伝子のプログラミングとしては想定外のインシデントなんですね。

特にこの傾向は女の方が強いです。

なのでIT技術の進展やアプリでの出会いが広く受け入れられる世情となっても「なかなか真剣交際に踏み込めない」、恋愛を遠ざけてしまっているというのはそういった生物学的な心の仕組みが奥に潜んでいるわけです。

そもそも「彼女いる」=「恋愛強者」とは限らない

あと、そもそも恋人がいる、彼女がいるからって「恋愛強者」と認定する荒川氏の考えはそれ自体が恋愛弱者であることを表明してるなーとも思います。

今の時代のカップルって「女が男より上」か「女と男が対等」みたく、男の方が立場が上のペアってマジでいないですよね?

昔は「亭主関白」とか「女は男の3歩下がってついてこい」とか、社会文化的な同調圧力によってなんとか「女より男の方が偉い」っていう力関係が作られていました。

亭主関白
引用:「巨人の星」

これって明治時代に家父長制を推進し男をいばらせることによって軍隊を強くしようという政府の意図によるものだったりします。

ただ、そこから戦後の女性の社会進出によって「男が偉い」っていう価値観は既に何十年も前から崩れています。

これは世界的な現象で、むしろ今は逆に「女尊男卑」なんてワードがあてられたりしている惨状です。

なので現代の恋愛シーンにおいて彼氏っていうのは女の下の立ち位置で尻に敷かれていることが多い。

かかあ天下
引用:マリエール太田

女って基本的には自分より格上の男に庇護されることに喜びや安心を抱く生き物です。

なので「女にすら下に置かれる弱っちい男と一緒にいる」ってのは「とりあえずいないよりはマシか」くらいの妥協の産物でしかないんすよね。

それどころか彼氏いる女ほど「もっと他にいい男いないかな」なんて他の男に目移りしがちな状態だったりするわけです。

なので、先ほど述べたモテる男の定義「自分がタイプだと思った子を確実に落とせる」からしても、彼女がいるからといって恋愛強者だとは言い難いのです。

過酷な恋愛市場を生き抜く方法

はい、ここまで「現代における恋愛格差拡大の現状と原因」について解説していきました。

思った以上にヤバい状況になってるってことが分かったと思います。

ただ、これって個人の視点から捉えるとチャンスでしかないっすよね。

モテの伸び盛りにある若い男たちが軒並み恋愛やモテにコミットしていない。

そんな状況で熱意をもって正しい知識に従ってモテ磨きに邁進したらどうなるか?

その辺のヤツらなんてごぼう抜きできますよね。

駆け上がる男

てことで、ここからはどのように立ち回ることで恋愛強者として振る舞うことができるようになるのか、という具体的な解決方法を紹介していきます!

うちのブログの読者は男が多いんで今回に限っては男性の恋愛弱者にフォーカスして説明していきます。

はい、でまず前提として持ってもらいたい考えとしては「強者と同じ土俵では戦わない」ってことです。

例えば、「年収」「職業」「学歴」「容姿」といったフィールド。

これって、先天的な資質や育ちの環境とかである程度決定してしまう部分があるし、まさに「上には上がいる」、終わりなき戦いに足を突っ込むこととなる。

そこで弱者が頑張ったところで無駄に疲弊するだけで終わってしまいます。

つまり、弱者なら弱者なりの戦い方で強者を出し抜く必要があります。

いわゆるマーケティング理論で弱者が強者に勝つための「ランチェスター戦略」というものがあります。

この観点はモテにも活かせます。

女にエンタメ溢れるストーリーを提供する

で結論、弱者がモテにおいてジャイアントキリングできる唯一の方法が「女にストーリー性のある恋愛エンタメを提供する」ってことです。

どういうことかというと、以前に社会心理学・行動経済学の研究で、小説やドラマなんかの創作物を鑑賞する際に「人間は何を重視しているのか」っていう調査が行われました。

で結果としては性別によって明らかな有意差が観察されたんですね。

それによると女は圧倒的に「ストーリー」を重視する傾向にあることが判明しました。

本を読む女

反対に男は圧倒的に「キャラ」に惹かれるってことが分かっています。

これ、少年漫画と少女漫画を読み比べてもらえれば分かると思います。

少年漫画の特にジャンプに代表されるような男向けの漫画って「圧倒的なキャラ立ち」が購読され支持される理由になってます。

主人公が誰にもない特殊能力に突然目だメルとかあるあるじゃないすか。

一方でストーリーは起承転結にまとめられた単純な勧善懲悪の型です。

つまりワンパターン。

これとは対照的に少女漫画では個性にあふれるキャラの登場というものは控えめです。

どっちかというと「男女の駆け引き」「同級生同士のいざこざ」「教師と生徒の禁断の関係」などが人物の細かな情動に沿って展開されていきます。

禁断の関係
引用:ネットフリックス

そのようなスタイルが女の萌えやカタルシスに訴える要素だってことなんですね。

で、実は現代の女って冷めているようでいて心の奥底ではものすごくアツい恋愛を求めてます。

ホストにハマる女が大勢いるのもそうです。

これは生物学的には「栄養状態がいい」&「避妊具ができたおかげでそうそう妊娠しない」ってのがデカいです。

近現代以前の女って15、16くらいになったらバンバン子どもを生んでました。

ただ、それが現代では高学歴化など社会情勢の変化の煽りを受けて、以前に比べ十数年以上の子ナシ期間があります。

これって生物としての本能に影響を受ける潜在意識下では「栄養状態がすこぶるいいのに妊娠できていない」→「私って男から求められていない価値のない女なのかな?」と不安になるってことが起きてます。

つまり本音の部分では、単に身体目当てで金に物を言わせて来るようなオヤジに時間を使って虚しいお金を獲得することよりも、ちゃんと心が通じ合った愛のある関係を求めてるんですよ。

恋愛

ただ、先ほど挙げた諸々の原因によって男は恋愛市場から降りてしまっていて、女の心を満たしてくれるような恋愛を供給できる男はマジで希少種になってます。

だから、ホストもそうですが、近年若い女たちがやたらと推し活に傾倒しているっていうのはそういう理由からなんすよね。

リアコミュでストーリーを作る

で、そもそも恋愛感情って実は50人以上のコミュニティを前提として遺伝子に設計されているって話をさっきしました。

女はコミュニティの刺激がないと恋愛感情になかなか火がつかない。

「他人の目線に燃える」

「男のコミュニティ内の立ち位置に燃える」

「他の女と話してるのを見て激しく刺激される」

「『あいつはスポーツができる』等の評判に燃える」

といった噂話や臨場感で萌えが誘発されるわけです。

これっていわばコミュニティの中で湧き起こる「ストーリー」に没入している、と言い換えることもできます。

美女と野獣といった客観的に見ると不釣り合いに見えるカップルの出会いのきっかけのほとんどは「リアコミュ恋愛」です。

俗に言う単純接触効果はとても強力で、弱者の自覚があるならリアコミュ内において優位な立場に昇りつめて味のあるキャラを演じるってことが求められます。

コミュニティ恋愛
引用:Penmark News

たとえそれが井の中の蛙であっても、ストーリー性とコミュニティへのコミットを重視する女には関係ありません。

ただ、近年のハラスメント意識の向上やSNS経由での誹謗中傷などを原因として「リアコミュ恋愛回避」の傾向が出てきています。

たとえお互いに「良いな」と思っていても同じ職場の異性にアプローチするのは気が引ける状況ですよね。

ナンパでストーリーを作る

そんな場合には、「オフラインでのナンパ」がオススメです。

先ほど女は恋愛においてストーリー性を重視する、という話をしました.

これは1つは「①リアコミュでの関係性や連続性に価値を感じる」というのがまずあります。

それと同時に「②非日常のエンタメが突然身に降りかかってきた」といういわゆる「白馬の王子様願望」を満たしたいという潜在意識の表れでもあります。

白馬の王子様

恋愛系の少女漫画を見ると「突然やんごとなき若い王子と出会う」っていうシチュエーションってマジでありふれた展開ですよね。

これもまた女が求めている恋愛のストーリーなわけです。

それを満たしてやるのがオフラインナンパなんですよね。

具体的には、例えばクリスマスシーズンだったらイルミスポットやディズニーストアで自然な流れで声をかけるという手法。

いわゆる間接法ナンパ、シチュエーションナンパってやつがオススメです。

簡単にいうと「ナンパナンパしてない上品なナンパ」のことで「たまたま用事があって来てて、タイプだったから思わず声をかけた」ってやつです。

そもそもそういうような場に一人な時点で何かある女です。

  • しんみり浸っている女が多い
  • 内省に入ってIQを下げている
  • キラキラで興奮状態に陥っている

などなど「つけ入るチャンス」が多い案件である可能性が高い。

誠実系の甘いキャラで女の世界に入り込めれば「白馬の王子様」かと錯覚させられ、鬼の食いつきを作れます。

ギブできる恋愛強者な男になって得られるもの

で、モテを磨くことで得られるものって単に「性欲の解消」みたいな、低次のものに留まりません。

①拒否にめげないマインド

②仲良くなるトーク力

③距離感を詰める親しみやすい空気

④指示を受け取らせる交渉術

⑤ムチャが許される愛嬌

⑥枠にハマらない思考力

⑦人を引っ張る行動力

⑧女を自分のファンにする洗脳力

⑨結果が出るまで動き続ける体力

⑩瞬時の判断力

…などなど考え挙げればキリがありません。

スーパーマン

これらって、何も女攻略に限らず「ビジネスの成功」や「生活全般の質を向上させる」ってことにも活用できますよね。

つまり、女をゲットすることよりも、その過程で身に着くスキルこそ宝なんですよね。

宝

この記事を見てくださっている方にはぜひとも「モテ磨きを通じて人生をブチ上げていくことの楽しさ」を知ってもらいたいっす。

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