零時です。
近年、容姿や貧困やコミュニケーション能力などで問題を抱えた男性のことを「弱者男性」と呼び、社会問題になっている現状があります。
ある調査じゃ日本人の8人に1人、人口で言うと1500万人もの男性が弱者男性だといわれている。
出典:東洋経済オンライン
こういった弱者男性やその予備軍たちはどのような末路をたどるのか?
33歳まで引きこもりで弱者男性だった俺が、俺自身の実体験を踏まえて弱者男性がどのような末路を迎えるのかを語るとともに、敢えて自分の過去をすべてさらけ出しどうやって最悪の末路を回避できたのかを語っていきたいです。
弱者男性の末路とは?
弱者男性が辿る末路。
末路というと最悪の場合ですから自ら命を絶つとか、他人に危害を加えるといったパターンが一般的なイメージでしょう。
弱者男性は学ぶ機会も与えられず、
— Young Kz (@young_kz) January 9, 2024
学ぼうとすればキモがられ、
世間様に迷惑かけないよう引きこもれど負け犬、子供部屋おじさんと揶揄され、
そりゃホームレスにでもなるし自殺もするわな🤔
むしろ死んでもなんか言われるだろうし、男はつらいね〜🧳
この末路は正にその通りですが、そこに至るまで段階が3つあると俺は考えている。
大まかに言うと世間の目や自分の劣等感を気にして徐々に行動範囲が狭まっていく段階、そして引きこもってしまう段階、そして世間や自分に対して最悪の行動を取ってしまう最終段階って具合に。
順番に説明していきます。
行動範囲が狭くなっていく段階
弱者男性は現時点じゃこの段階の人がほとんどだと思います。
自分が弱者男性とうっすら自覚しているか、あるいは無意識のうちに弱者男性という刷り込みがあって行動できない感じです。
例えば恋愛でいうと、恋愛経験に自信がないからチャンスがあってもそこに踏み込めない。20代の時はそれでよくても30代になると周囲に結婚する人も出てきてさらにギャップを感じて余計恋愛に踏み込めないって具合です。
違う例で言えば、20代を非正規で過ごせば30歳で就職しようにも社会人として経験を積んでいる周囲に対して自分に自信がない状態で、会社側も一般的な30歳と比較してギャップを感じ、就職が難しくなりますよね。
弱者男性の問題って時間が解決するんじゃなくて、それどころか放置すれば問題が大きくなって、人生の幅とか行動範囲が狭まっていきがちなんです。
引きこもってしまう段階
弱者男性のまま過ごした結果周囲とのギャップが大きくなり、人生の幅が狭くなったり、行動範囲が狭まり続ければどうなるのか?
単純に自分の力だけで打てる手段、選択肢がなくなり引きこもりになってしまったりします。
引きこもってしまうと、見ないふりをしてきた劣等感がどんどん肥大していき、それと同時に焦りや不安が生じてきてしまいますよね。
当然引きこもって人とかかわる機会が減ればコミュ力は落ちていく一方だし、世間と関わっていないせいでものの見方は歪んでいったりするんです。
日本じゃ引きこもりが約146万人いるといわれていて、そのうち男性比率が7割以上を占めるため、単純計算で約100万人の弱者男性が引きこもっているとすると弱者男性の15人に1人がこの状態にあるってことです。
俺自身も最初は引きこもりになるとは思っていなくて、心理学を極めるため図書館にこもって勉強していたら、徐々に外に出るのが億劫になり、外出が減り、気づいたらコンビニとか美容院に行くのもやっとな状態になっていた。
これは周囲とのギャップが時間とともに大きくなり、それと同時に劣等感が肥大していって行動範囲が狭くなって引きこもったっていう典型的な例ですよね。
自分や他人に危害を加える最終段階
引きこもりが長引いていくと世間と自分とのギャップは広まる一方で、自分の中に焦りや不安はため込まれていく一方になっていきます。
普通の人ならそういった負の感情を、仕事に打ち込んだり、趣味を楽しんだり、恋愛をしたりといった活動を通して昇華できるかもしれないけれど、なにも行動できない引きこもりは自分の中の負の感情をためていく一方です。
そんなどこにも吐き出せない負の感情をため込んだ弱者男性の一部が日常的にイライラするようになって、ネットのコメントに誹謗中傷を書き込んだり、クレーマーになったりするんですよ。
実際に秋葉原連続殺傷事件や京アニ放火事件の犯人は、ネットとか出版社に愚痴や言いがかりをつけていたことから、引きこもりで他害的になった一部の人間が、事件を起こし間違った方向に行ってしまうのは避けられないことなのかもしれません。
俺自身、ひきこもりが長期化した結果、美容院やコンビニに行くのも緊張しまくるってだけじゃなく、通りすがりのOLのヒールの音に異常な殺意を抱いたり、人ごみの中でサラリーマンと軽くぶつかっただけで言いがかりをつけそうになっていた。
引きこもる前はまさか自分があんな状態になるとも思っていなかったし、今でも抜け出せてよかったと心から思っている。
弱者男性の全員がここまでくるわけじゃないけど、弱者男性の誰もがこうなってしまう可能性があるって過去の体験から俺は思います。
最悪の末路を回避できた実体験
俺は引きこもっていた時、他人や自分に危害を加えそうになる自分に気づいて、何としてでもそこから抜け出さないといけないと最悪の末路からの回避方法を模索し始めた。
5年以上にわたる引きこもり生活の結果、33歳の時点で対人コミュニケーション能力はコンビニのレジで店員と業務的な会話をすることすらまともにできないほどに…。
引きこもりを引き起こしている原因は、5年間対人コミュニケーションを避け続けたことであると考えた俺はそこを正面突破しようと公園にいる見知らぬ人に挨拶したり、軽い雑談をしてみたりっていう練習を始めました。
その過程でナンパっていうこれまでやってこなかった刺激的なことを始めることで、コミュ力を回復させるどころかコミュ力を突き抜けさせることができ、最悪の末路を回避できたんです。
ナンパって軽薄に思われることが多いけれど、結果としてナンパ独自のスピード感とコミュニケーションの多さ、失敗してもすぐ次に行けるあと腐れのなさに助けられ、大量の対人練習と成功体験を得られて生まれ変わることができたんよね。
ナンパであえてふざけてみて女性を笑わせたり、今までやってこなかった男らしいキャラでホテル打診したりってのを繰り返し行っていたら、引きこもりで失った喜怒哀楽の感情を取り戻しナンパ以外でも人とスムーズに話せるようになっていた。
引きこもりで一番きつかったあの時に、公園に出て会話の練習を始めようと決意して行動して本当に良かったと思うし、あそこで行動できなかったら、自分や他人に危害を加える最悪の決断を取る可能性すらあったんじゃないかと思っています。
まとめ
もちろん弱者男性の全員が自分や他人に危害を加えるってところまではいかないと思う。
でも恐ろしいところは、弱者男性の問題って放置していたら自分でも気づかないうちに進んでしまって手遅れになってしまうことだと思うんですよ。
俺も対人の人間関係をうっすらと避けていた段階では、人とかかわることに苦手意識があることを直視せず、人よりコミュ力はあるし、いつもは避けているけど普通に会話くらいできると思いこんで、心理学の研究に打ち込んでいた。
でもそうやって、人とかかわることを避け続け、気づいたら心理学の研究どころじゃなくなりいつのまにか引きこもりに…。
俺は引きこもりの段階でコミュニケーションっていう自分の課題に気づいて引き返せたけど、もっと前の段階で気づけていたらより簡単に回避できたとおもっています。
弱者男性が抱える問題って様々だと思うけど、その中でも大きな割合を占めていて、容姿や金銭と違って真剣に取り組めば解決できるのがコミュニケーションだと俺は思ってるんよね。
今現在コミュ力に問題があるってうっすら気づいていて、このまま放置していたら何か支障をきたすかもしれないって思っている人は今が一番若いと思って、自分から何か行動に移せば見える景色が変わると俺は思っています。